研修2日目(映画の流れについて)

研修2日目。今日は映画の舞台裏を見るために「ワーナー・ブラザース・スタジオ」を見学に行きました。ワーナーは今年で創立80周年であるらしく、今回見学にいけることがとても光栄でした。
まず始めにプロモーションビデオを見ました。様々な映画の1シーンの連続でワーナーの素晴らしさが伝わってきました。
次に舞台セットの見学に行きました。最初に見たのは・・・・なんと今製作中の「オーシャンズ13」で使われるセットを見ることができました。まだ公開していない作品のセットを見ることで今後目にとまるものがとても楽しみになりました。
その次に築60年の歴史がある「通り」のセットを見れました。そのセットは様々な様式の「通り」が入り組んでおり、色を変えたりし、必要な場所だけを撮影することを知り、映画の奥深さを知りました。
ここまでで目にとまったものはほとんどが外側のセットであるオープンセットだったのですが、次に行ったのは外側と内側の両方が作成されてある「プラクティカルセット」に行きました。そこは天井にライトがある以外はセットとは思えないほどの繊細なつくりをしており、本当の店にいるように思えました。またセットの配置等を詳細に記録する人がいることを初めて知りました。
撮影には様々な人がおり、それによって成り立っていることを実感しました。また、移動する時に配置されてあった木についていた葉に偽物が混じっていることを聞かされた時にはとても偽物には見えなくて信じられませんでした。曲がり道の通りがあり、そこには遠近感を用いており、構図の奥深さを実感。
建物の内側を撮影するためのセットを作るサウンドステージが全部で29個も配置されてあり、そこはステージ番号に「13」がないことや長編映画の場合では5つも用いられ、5〜8ヶ月費やして完成を目指すことを聞かせてもらい、撮影には時間や場所が重要であることが再認識できた。
舞台セットから移動して次に資料館では日本で放送されていた「フレンズ」や「ハリー・ポッター」の実際に使われていた小道具が展示されていて、実際見たことのある物ばかりで感激でした。
また「ハリー・ポッター」でクラス分けに用いられた喋る帽子があったのでかぶらせてもらいました。
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・・・
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「ハッフルパ〜フ!!!」
おお!!喋った!?(っていうかハッフルパフってどうゆうクラスだったかな^^;)
なんだか心境複雑です。OTZ
資料館から離れ、小道具を作成する建物にいきましたが、そこで撮影に使われている小道具がスタッフがほぼ全部作成していることや、作られている材質が見た目の材質とは異なる物を使い、コスト削減していることにものすごい技術を感じ、感動・・・・。また、様式によって同じものであっても彫りが深かったり見せ方が違っていて細かい作業に感動の連続でした。小道具にはバーコードがついていて管理されていると知り、映画で小道具に付いてないか確認してみます。(笑)
セットの裏側を見せられた後に昼食をし、お土産も買いました^^b
そして映画の奥深さを感じつつ次の見学先へ移動。

次に見学に訪れたのは「リズム&ヒューズ社」というCG制作会社です。この「リズム&ヒューズ社」も今年で創立20周年であり、とても光栄でした。
だけどその会社は社員動員数が3本の指に入るほどの大企業であり、入り口に入る前は内心緊張していました><
しかし、会社の中に入るととてもフレンドリーに接してもらい、制作しているCGを見せてもらったりし、編集過程を細かく説明され、聞いていくうちに自分の知識が増えていくことと会社全体の雰囲気のよさを感じ取っていました。
・・・っとそこへ社内見学中にしていたら犬が現れた!?突然のことで驚きました^^;
話によると社員が快適に自分の実力を出せるために仕事場に犬を連れてきてもよいらしいのです。なるほど。だけど求められるハードルが高いことも教えられ、これは会社と社員の信頼関係の証なのだと実感しました。
移動している途中で日本人のデザイナーさんに会うことができました!!アメリカで活躍している日本人に会えると自分事でなくても誇りに思えます。
話をしていくと色々なことを教えてもらえました。実力よりも人の話を聞いてコミュニケーションをはかること・基本があるからこそ応用することができる重要さ・普段から身の回りに疑問を持ち、自分の意思を考えること・1つの芸術にとらわれることなく、発想を形にできるものは何でもチャレンジすること、様々なことを教えてくださいました。
その言葉が理にかなっていて、共感でき、とても印象に残りました。日本での自分の周りからは聞けないありがたい言葉でした。
「リズム&ヒューズ社」では将来に向けての重要なことを多く学べることができた。
普段話せない人と話すことが新鮮でこの研修に来てよかったとしみじみ思う2日目でした。^^v